サケ仔魚 孵化

12/11、10/29の初採卵で受精させたサケの卵が孵化しました。
孵化したばかりの仔魚(しぎょ)はお腹に栄養の入った袋(さいのう)があります。
自然界では、砂利の中で、栄養を吸収して、身体ができて泳げるようになるまで、じっとしているので、場内の飼育でも、お腹の栄養を吸収するまで、暗いところで、出来るだけ安静に管理します。

仔魚期に出来ることは、安定した注水と水温の調整です。
河川水を流入して水温を下げているので、午前中の飼育水温は、10.5℃と下がってくれていますが、雨が降ると濁りが入ってきます。
飼育としては、大雪は勘弁ですが、薄らと積雪してほしいところです。

耳石温度標識魚の前期群(2,8nH)の施標は順調に進んでおり、明日、浮上槽(孵化、仔魚期管理のための槽)へ収容します。