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サケ稚魚初放流

2/21、本日は、雨の降る中でのサケ稚魚の初放流となりました。



耳石温度標識(前期群:2,4nH)を施標したサケ稚魚を含む、91,600尾、69.5kg(平均体重0.76g)の放流となりました。



昨日までは、毎秒約300トン以上まで増水していましたが、本日は、150トンほどに減ってくれました。



とはいえ、本川は流れが強いところが多いので、できるだけサケ稚魚の負担にならないように、緩みになっているところを放流場所に選定しました。



庄川では、サケ稚魚の頭の脳の裏側にある、バランス器官である耳石という器官に標識を施した稚魚を放流しています。耳石は日周輪を形成する器官で、刺激により、黒色化するという耳石の特性を利用し、卵期に温度変化による刺激を与えることで、耳石にバーコードの様な標識を施したものが、耳石温度標識です。庄川においては、増殖戦略として、サケ稚魚の放流サイズを大きく(0.8g〜1.0g程度)、放流時期を遅く(2月下旬〜3月上旬中心に)できるよう、飼育、放流に取り組んでおります。前期群には、2.4nHの耳石温度標識、後期群には、2.6nHの耳石温度標識を施標しています。主に4年で回帰するサケ親魚の耳石をサンプリングし回析することで、増殖戦略の効果を探るための取り組みです。これから元気に成長して、大きくなって帰ってきてくれることを心から願っています。

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